お菓子は、季節のイベントを楽しむために購入していただくことも多いですよね。自分で楽しむのはもちろん、ギフト需要も高まります。
「年間売上の半分はクリスマス」というケーキ屋さんも珍しくないと聞きますし、私のお菓子屋さんでもバレンタイン、母の日、クリスマスの注文は他の時期と比較すると突出して多くなります。
せっかくのイベント、せっかく世間が「お菓子を買いたい!」と盛り上がっている時期。その時期を逃さず、しっかりと自分の売上を上げていくにはどうしたらいいでしょうか?
今回は、そんなお菓子屋さんにとっての稼ぎどきに売上を最大化させるための施策について考えてみたいと思います。
イベント前の売上を最大化する6つの方法
イベント用商品&ラッピングの販売はとにかく早めに開始!
バレンタイン、ホワイトデー、母の日、父の日…
と連続してイベントが続く時には、「このイベントが終わってから次を用意しよう」と考えてしまいがち。
ですが、以外とイベントとイベントの間の期間が短く、やっと販売開始したらイベントまで2週間を切っていた…そんな経験はありませんか?
商品を実際に購入されるのは1週間前くらいがピークですが、大切な人へのギフトや特別な日を楽しむお菓子は1ヶ月前くらいからリサーチしているという方も多いです。
計画的に準備をして、イベントの2ヶ月前、遅くとも1ヶ月前には販売開始しているようにしたいものです。
早割を設ける
イベント用の商品は、各店が出品するのでライバルも多い時期です。
早割をもうけて、ライバルよりも早くお客さんを確保するのも戦略の一つ。
販売しているサイトによっては「早割特集」などを組んでいるところもあるので、掲載されれば注目度もアップします。
お店としても、早めにお客様の反応を見ることができ、「すでにこれだけの注文があるなら」と製造スケジュールも余裕を持って考えることができることもメリットです。
イベント用の写真は特別感のあるものを用意する
minne、Creemaに出品していると、特集ページやメルマガに掲載してもらえることもあります。
このようなサイトは、サイトの編集部が出品されている商品の中からピックアップして掲載してくれるもの。
選ばれるためには、写真やラッピングが素敵で、お客さんに知ってほしい!と思ってもらえる商品である必要があります。
イベント用の商品であることがわかるようにラッピングにイベント感を出すなど、普段の商品写真とは別の写真を追加してアピールしましょう。
minneやCreema以外にも、Instagramの写真を見つけたWEBメディアが記事に掲載してくれることもあります。
こういった記事も、イベント前には増加するもの。
やはり、「ネット販売は写真が命」ですね。
SNSの投稿は「#イベント名」を忘れずに!
Instagramでの投稿時は「#クリスマスプレゼント」「#バレンタインスイーツ」などのハッシュタグをつけて投稿するようにしましょう。
日常的に「今度のギフトどうしようかなあ」と思っているお客様の目に止まり、販売につながる可能性があります。
イベントでの商品活用方法を提案する
「女子会でみんなに配ろう!」「ろうそくを立ててお祝いしよう」「サプライズギフトに」など、イベントならではの活用方法を提案するのも一案です。
お客様が、「こんな風に活用できるんだ!」「こんな風に楽しんでみたい」と思ってもらえるように、写真なども工夫しましょう。
「糖質を気にしているお父さんに」「かわいいものが好きな友人に」など、どんな人にプレゼントするのがおすすめ!という提案も素敵ですね。
発送スケジュールを明確にする
イベントは、お祝いしたい日が明確に決まっている方が多いため、「いつ注文したらいつ届く」ということがわからなければ注文しづらいというお客様も多いです。
普通、販売サイトには「注文後○日以内に発送します」といった漠然とした発送スケジュールが書かれていると思いますが、イベント前はもっと詳細に書いてあげるのが親切かもしれません。
イベント直前は、「いつまでに注文すればイベント当日までに届く」と書いておけば、「それなら注文しよう」と思ってもらえる可能性もありますね。
イベント前の売上を最大化する方法まとめ
販売、宣伝、製造、発送と綿密なスケジュール計画が必要になるイベント販売。
最初の1〜2年はなかなかサイクルがつかめず、「販売機会を逃してしまった…」と落ち込むこともあるかもしれません。
その年の失敗は必ず翌年のイベントで生きてくると信じて、自分のペースで進化していけたらいいですよね。
ちなみに私は、ネットショップ出店から4度目のバレンタインにして、やっと8割くらい思い描いていた施策を試すことができたような感じです。
無理のないよう計画的に、イベントの売上アップを目指していきましょう!