開業ノウハウ基礎編

手作りお菓子のネット販売の始め方!開業にはどんな準備が必要?

自分で作ったお菓子をネットで売りたいと思った時、どうやって始めればいいのでしょうか?

販売サイトはどうすればいい?
サイトを作るのに何が必要?

そんな疑問があるかもしれませんが、この記事を読めばお菓子のネット販売を始める方法がわかります!

それでは私が実際にさまざまな通販サイトに出店してきた経験をもとに、解説していきます。

音声で聞きたい方はこちら↓

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お菓子のネット販売の始め方

お菓子をネットで販売するときの前提

まずはじめに、手作りのお菓子を販売するとなると菓子製造業許可のあるキッチンで作られていることが前提となります。

菓子製造業許可ってどうすればいいの?という方はこちらの記事をご覧ください。

お菓子をネットで販売するときの流れ

菓子製造業許可のあるキッチンでお菓子を作ることができればネットで販売できますね。

以下の流れで進めればネット販売をはじめることができます。

  1. お菓子のネット販売のサイトを決める
  2. お菓子の発送方法を決める
  3. サイトに登録する素材を用意する
  4. サイトに登録する
  5. SNSで宣伝する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

お菓子のネット販売のサイトを決める

初心者にお勧めはBASE・minne・creema

まずはじめにネット上のどこで販売するかを決めるのがいいでしょう。

今の時代、ネット販売ができるプラットフォームが様々なサイトで用意されています。

その中でも初心者の方におすすめなのはBASE・minne・creemaというサイトです。

それぞれの販売手数料と特徴は以下の通りです。

BASE

販売手数料はサービス利用料(販売額の3%)+決済手数料(販売額の3.6%)+40円となっていて、トータルで8%程になります。

販売用アプリで商品の登録ができ、誰でもできるようなフォーマットになっているので簡単です。

最近ではBASEの利用者も増えてきています。

minne

販売手数料は販売額+送料の10.56%と手頃なものになっています。

事前に食品販売の申請が必要となります。(詳しくは後述します。)

creema

販売手数料は販売額の15.4%になっています。(商品カテゴリーごとに手数料が決めれれていて、食品は他より高くなっています。)

こちらも事前に食品販売の申請が必要となります。

特にminne・creemaは手作りにフォーカスしたサイトとなっていて、手作りが好きな人が集まっています。

minne・creemaではメルマガで紹介してもらえたり、トップページのおすすめ商品に掲載されることもあり、そうするとアクセスが増えて注文も増えます。

販売手数料がBASEと比べると少し高くなりますが、出店する価値はあります。

手作りのお菓子に価値を見出している人も多いんだと出店していて感じているので、登録して損はないです。

各サイトを詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

必要な場合は事前申請を行う

食品は扱いが厳しくなっているため、minne・creemaでは事前に申請が必要で、菓子製造業許可のあるところで作っているということを申し出なければなりません。

書類をPDFで提出してください、等の指示があるのでそれに従いましょう。

BASEは申請がないので登録した日から販売ができますが、minne・creemaは申請してから販売できるまでに日数がかかるため注意が必要です。

楽天・Amazon・Yahoo!について

こちらは通販サイトといえば思い浮かぶ大手ですが、申請方法が大変で初期費用がかかるところもあります。

そのため軌道に乗った上級者向けです。

お菓子の発送方法を決める

発送するときの温度

まずは常温での配送か冷蔵での配送かを自分が作っているお菓子の性質に合わせて決めましょう。

特に夏場、発送したときに高温の場所に置かれる可能性もあり、そうするとクリームを使っている商品などは品質が悪くなることも考えられます。

安全面を考え、クッキーなど完全に焼き切るお菓子以外は送料が高くなったとしても冷蔵で送るほうがいいでしょう。

送料が安くなる方法を探す

お菓子はそれほど単価が高くありません。

少額の注文で送料が高くなることに対して、どのくらいお客様が理解してくれるかがわからないので、こちらでできる限り送料を安くする努力をしたほうがいいでしょう。

販売サイトと提携している発送方法はないか
持ち込みで安くなるゆうパックやヤマトの営業所は近くにないか

この辺りを確認してみてください。

BASEはヤマト運輸と提携していて、ネコポスが利用できたり宅急便コンパクトが通常より安く利用できたり、購入者情報をそのまま引用して自分で書かなくても伝票作成が可能です。

どの発送方法が一番安く、簡単になるのか比較検討して決めるといいです。

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ネット販売のサイトに登録する素材を用意する

お店のロゴ・イメージ写真

お店の情報として、ロゴやイメージ写真を用意しましょう。

商品写真(動画)

販売する商品をがどのようなものか伝えます。

最近では動画で商品のアピールをすることもできるようになっています。

お客様に誤解を与えないよう、商品写真はたくさん撮って掲載しておきましょう。

写真はスクエアが多いため、撮影する時は構図に注意!!

近年はスマホで注文する人が多いため、スマホに適した表示にするために画像はスクエア(正方形)での登録が多くなっています。

普通のカメラやスマホで撮影するときは長方形になることが多いため、スクエアにトリミングしたときのことを考えて撮影するようにしましょう。


私が運営している「夢見菓子」ではお店のイメージ写真はカメラマンさん、ロゴは知り合いのデザイナーさんに依頼し、商品写真は自分で撮影しています。
変更することの少ないイメージ写真やロゴはプロにお願いして、頻繁に追加・変更する商品写真は自分でやる、ということですね。
こうするとクオリティを保ちつつ自分のタイミングで商品の追加・変更ができるのでおすすめです。

カメラマンやデザイナーへの仕事の依頼の仕方!流れやポイントを解説 自分の商品をカメラマンに素敵に撮ってほしい!ロゴのデザインをデザイナーに作ってほしい! お菓子屋さんを始めると、必ず「プロの手」...

商品情報・成分表示

商品のアピールポイントを文章に起こしておきましょう。

合わせて成分表示・賞味期限・保存方法も掲載します。

成分表示は販売するのに必ず必要で商品に貼り付けるものを用意していると思いますので、それをそのまま引用してOKです。

発送方法やアレルギー情報があるとより良いですね!

お菓子の成分表示ってどうやって書くの?食品表示法に基づいて説明します!手作りお菓子を販売するとき、包装の裏側にある成分表示についてどのように書けばいいかお伝えします。...

ネット販売のサイトに登録する&SNSで宣伝する

素材の用意ができたらいよいよ登録です。

登録が完了すれば、晴れてあなたのネットショップがオープンです!

しかし、ただ登録しただけでは売れないのが実情です。

そこでしっかりと宣伝しましょう!

だいたいの販売サイトはSNSと連携できますし、SNSは無料で利用できますので使わない手はないです。

さまざまなSNSがありますがおすすめはインスタです。

インスタは写真がメインなので、商品をアピールするのに向いています。

さらに少額でも広告を出すことができて、選んだターゲットに向けておすすめ欄にに表示してもらうことができるので、余裕があればやってみることをお勧めします。

【おまけ】とにかく登録してみるのもアリ

実際に販売に向け準備しても、この情報がなかった!ということは起こります。

それでも焦らずにやってみて欲しいと思います。

準備が完璧でなくても、まず登録してみて必須の項目をひとつずつ埋めていくのが確実です。

一つのサイトで登録完了すれば、用意した素材や文章は他のサイトでも使えます!

BASE・minne・creemaは初期費用もかからないので、3つ登録するのもありだと思います。

その場合注文が来た時の管理が難しいのでそこだけ注意してくださいね。

BASEについてはこちらで登録方法を解説しています。

それではあなたのネットショップをオープンさせてみましょう!

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