こんにちは、山本蓮理です。
11月より新しいシェアキッチン「夢見キッチンときわ台」ができました!
現在、ご見学と新規のご利用者さんを募集しております。
上板橋・代田橋のキッチンは多くの方にご利用いただき、ご利用希望の声をたくさんいただいている中、新規のご登録がなかなか受け入れられない状況でした。
そんな中で急遽決まったときわ台キッチンのオープン。
きっかけは「ワクワク賃貸」との出会いです。
本記事では、ときわ台キッチンオープンまでの経緯を書いていきたいと思います。
新しいシェアキッチンオープンの道を模索していた
実は、今年に入ってからずっと新しいシェアキッチンのオープンを目指して物件探しはしていました。
最初にも書いた通り、ご利用希望の方に対してキッチンが足りない状況が続いていたからです。
ですが、なかなかこれだ!という物件に会うことができず…
秋に差し掛かった頃には半分諦めつつ探していました。
物件探しで悩んだのは、やはり家賃です。
シェアキッチンは時間貸しになるので、家賃が高いとその分利用者さんの出費が増えてしまうことになります。
なので「この金額だと利用者さんも借りにくいだろうな」と思うと踏み切れなかったのです。
ワクワク賃貸との出会い
そんな物件探しの日々の中、ワクワク賃貸さんとの出会いがありました。
「ワクワク賃貸」は、ワクワクわくわく、楽しいコンセプトのある賃貸住宅を紹介するウェブマガジン。
以前の記事で紹介したように、私はワクワク賃貸さんの取材を受けました。
記事はこちら https://www.wakuwakuchintai.com/confectionery/cf_003/
取材にお越しいただいたのは、ワクワク賃貸を運営するPM工房社の代表取締役 久保田さん。
PM工房社は、マンションなどのオーナーさんに「こんな物件作りましょう」「こんな部屋があれば借りる方がいますよ!」という提案などを行っている不動産屋さんなのですが…
なんと代表取締役の久保田さん自ら取材・写真撮影・記事執筆を手がけていらっしゃったのです。
物件探し真っ只中の私は、素直にシェアキッチンにできる物件を探していることなどを打ち明けました。
久保田さんは代田橋のキッチンも上板橋のキッチンもどちらも取材に来てくださり、またそういった物件探しに協力していただける不動産屋さんもご紹介してくださいました。
上板橋のキッチンにご見学に来られたとき、
「実はこの近くのマンションに、菓子製造業の営業許可取得ができる部屋を作ろうと思っている」
とお話ししてくださり、その足で見に行ったのがのちに夢見キッチンときわ台となる物件でした。
上板橋のキッチンからも徒歩10分くらいで、近くてびっくりしました。
ときわ台のキッチンはその時はまだコンクリート打ちっぱなしの倉庫といった感じで、工事後のイメージがあまり湧きませんでした。
印象としては「結構狭いなあ」「上板橋キッチンより狭くても営業許可って取れるんだな」という感じでした。
キッチン工事完了→見学
それが夏くらいのことで、私は既存のキッチンとは全然違うところにシェアキッチンを作りたかったのでいろんな物件を見に行ったりしていました。
久保田さんにご紹介いただいた不動産屋さんにも内見に付き合っていただいておりました。
そしてある日、久保田さんから「ときわ台のキッチンできたので見に来てください」と連絡をいただきます。
「あのスペースがどんなキッチンになったんだろう?」という好奇心から、ふらっと見学に行きました。
出来上がったキッチンは…
設備が整ったら最初にみたときよりも広く見える!
できたばかりの内装はピカピカ!
全てが新品!
大工さんの機転で使い勝手の良さを考えられた設備が整っている!
と、最初に見たときとは見違える空間になっていました。
久保田さんと話していると、
- 菓子製造業の営業許可を取得できるように板橋区保健所とは事前に入念な打合せ済み
→営業許可申請さえ出せばすぐに許可が下りる予定 - 敷金は2ヶ月分、礼金なし
- 24時間利用可能
え?そんなことある?という好条件の数々。
それでもまだその時は、「この物件借りれる人は幸せだなあ」くらいに思っていた私。
理由はやはり、上板橋のキッチンが近すぎるからでした。
「作るならこれまでのキッチンがない場所に!」という考えが自分の中で大きかったんですね。
気付いたら借りてました
それから久保田さんとお話ししている間も、実は全然借りるつもりはなくて、
「上板橋のキッチン利用者さんの中で借りたい人いたら情報を送ってあげよう!」
と思いながら話していました。
そんなぼんやりしている私に久保田さんが
「ここはシェアキッチンにしてみたい」
「山本さんに借りてほしい」
と思いがけない言葉をくださいました。
一瞬言葉を失いましたが、言われて初めて
「こんな好条件の物件、探していても見つからない」
「上板橋のシェアキッチン利用者さんが定員オーバーしかけているのだから、ときわ台に新しく作っても利用者さんはいるはず」
という考えに至りました。
「1週間待ってください」
と言ってその日は帰ったのですが、おそらくあの日に私の気持ちは決まっていたのだと思います。
数日後には、「借ります」と連絡していました。
物件契約から営業許可取得まではわずか12日!
物件を借りると決めたのが10月の頭。
契約は10月21日でした。
これまでの物件契約では不動産屋さんに「シェアキッチンとは」と言ったところから理解してもらわなくてはなりませんでした。
契約内容にも「こういった内容は大丈夫ですか?」ということを逐一確認する必要がありました。
しかし、PM工房社さんは菓子製造業やシェアキッチンに関する専門知識が豊富。
契約事項にも先回りしてシェアキッチンとしての利用、菓子製造業の営業許可取得についてなどの項目が特約として盛り込まれていました。
「これまでの契約でもここまで書いてあったら安心して借りれたなあ」と思ったりしました。
契約後は、速攻で設備や備品を揃えて、保健所に営業許可の申請へ。
ちなみにこの時揃えたのは
- オーブン2台
- 冷蔵庫1台
- ハンドミキサーやボウルなど、細かい製造のための備品
のみでした。
内装工事は完璧に終わっているし、電気オーブンを2台稼働させるための電源アンペアも事業用だったので、工事して容量を上げる必要がありません。
信じられないくらいあっさりと営業許可申請に至りました。
営業許可の取得ができたのは、保健所の方が現地確認に来られた11月1日。
契約からわずか12日で菓子製造業の営業許可が取得できたのでした。
上板橋のキッチンは10月に契約して営業許可を取得できたのは12月。
昨年できた代田橋のキッチンは8月に契約して営業許可取得は10月。
どちらも2ヶ月かかっていたことを考えると、脅威のスピードです。
こんな物件が増えていってほしい!
晴れて営業許可を取得できたときわ台キッチンは、11月からご見学とご利用を開始しています。
狭いので複数人数での製造には向きませんが、一人で集中して製造したい方にはぴったり。
何より、新しくて綺麗なので見学に来てくださった方もとても喜んでいただいております。
私も先日の1日低糖質カフェのための製造でキッチンを使ってみたのですが、自分の家のキッチンがグレードアップした感じでとても使いやすかったです。
こんな物件が増えてくれたら…また借りてしまいそう!笑
素晴らしい機会をいただいて、PM工房社さんにはとても感謝しております。
もし、いつか自分の工房を作りたい!と思っている方はぜひ
ワクワク賃貸 https://www.wakuwakuchintai.com/
の「空き待ち登録」をしてみてくださいね。
同じような物件ができたら優先的に教えてもらえるそうです!
夢見キッチンときわ台は、現在も利用者さんを募集中です。
興味のある方はぜひキッチン見学にお越しください。